今月下旬から月組を2分割にしての公演が始まります。
7月27日から梅田芸術劇場メインホールでブロードウェイ・ミュージカル「ON THE TOWN」。7月30日からは専科から轟悠を主演に迎え、日本青年館ホールでミュージカル「チェ・ゲバラ」(日本青年館⇒梅田芸術劇場)が上演されます。
ブロードウェイ・ミュージカル 「ON THE TOWN」
1944年初演のブロードウェイ・ミュージカル。珠玉のナンバーで彩られたミュージカル史に残る名作を新演出・新振付による「宝塚歌劇バージョン」として再構築。
24時間の上陸許可を得た海軍水兵のゲイビーは、仲間のチップ、オジーと共にニューヨークの波止場に降り立つ。初めての大都会に胸をときめかせるゲイビーは、地下鉄の中で”ミス・サブウェイ”のポスターに映る美女・アイヴィ・スミスに一目惚れしてしまう。必ず彼女を探し出しデートをすると意気込む彼に、チップとオジーも協力を約束。ニューヨーク観光をしながらアイヴィを探すうちに、チップはタクシー運転手のヒルディに迫られ、オジーは人類学者のクレアと出会い、たちまち大都会に恋の花が咲く。しかし肝心のアイヴィがなかなか見つからない。残り少ない時間の中で焦りを募らせるゲイビー。果たして彼らの恋の行方は・・・。
朝には戦地へと旅立つ水兵達が繰り広げる束の間の恋と冒険を描く、若さと躍動感あふれるミュージカル・コメディー。
この作品は今年1月6日~1月30日東京国際フォーラムホールCでも上演されました。月組新トップコンビ珠城りょう・美園さくらお披露目公演 他出演者 暁千星 風間柚乃がいました。同じ頃、1月10日~1月24日宝塚バウホールで美弥るりか主演のMusical「Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)」が上演され 他出演者には海乃美月 月城かなと 夢奈瑠奈がいました。
今回の「ON THE TOWN」は、鳳月杏が組替え後初の出演となります。さらに海乃美月・夢奈瑠奈・白雪さち花の三人の役替りもあり見所満載といった感じがします。
ゲイビー=珠城りょう
アイヴィ・スミス=美園さくら
オジー=鳳月杏(1月公演は風間柚乃)
チップ=暁千星
ヒルディ=白雪さち花・夢奈瑠奈
クレア(人類学者)=夢奈瑠奈・海乃美月
ルーシー(ヒルディのルームメイト)=海乃美月・白雪さち花
ミュージカル「チェ・ゲバラ」
「20世紀で最も完璧な人間」とサルトルに言わしめた男。エルネスト・ゲバラ(通称チェ・ゲバラ)。生涯一闘士としての生き方を選び、鋼のように強い意志と炎のような情熱を持った彼は、数々の伝説を残した革命家でありながら、人間愛を貫いた男でもあった。没後50余年を経ても、その不屈の精神と高い理想は今なお色褪せることはない。フィデル・カストロとの友情、妻アレイダとの愛、革命家仲間たちとの心の触れ合いと軋轢ー多彩な登場人物たちを織り交ぜながら、その誇り高くも激しく、清廉で理想に燃えた生き様をドラマティックに、そして鮮烈なまでに力強く描き出すミュージカル。
エルネスト・ゲバラはアルゼンチンの裕福な家庭に生まれながらも、ラテンアメリカの貧困を憂い、その牽引となっているの列強国による支配を打破すべく立ち上がる。キューバのフィデル・カストロと志を同じくしたエルネストは共に戦いキューバ革命を成功へと導く。やがてキューバ政府の要職に就いたエルネストだが、自らの存在意義と国家のあり方に苦悩することになる。「祖国か、死か!」ー民族や国家を超えて、世界革命を追い求めた孤高の革命家の保富は、自らに課した次なる責務を見据えていた・・・。
轟悠の作品となると、作品内容がグッと重くなります。それだけ新たな分野での気づきもあり、吸収するものも多いと思われます。
今回、月城かなとの休演の調整のせいか、配役が発表されるまでかなり時間がかかったように思います。
エルネスト・ゲバラ=轟悠
妻 アレイダ=天紫珠李
フィデル・カストロ=風間柚乃
風間由乃 「宮本武蔵」で月城かなとの役「又八」を見事に演じきりましたよね。「チェ・ゲバラ」で轟悠とのお芝居も、大きな財産となってさらに力量があがりますね。
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