いよいよ 星組 紅ゆずるの退団公演が始まります。
「わいわいガヤガヤと賑々しく終わりたい」というのがトップ紅ゆずるの希望。
さゆみ氏なら、3時間ずっと組子とのトークでもいけるのでは?と思うのですが。それだと退団講演になってしまいますね。
紅ゆずる
成績下位ではあったけど、宝塚歌劇団唯一無二のトークの達人。少々お話が面白いとか、嫁(娘役さん)との絡みが楽しいという方はおられましたが、ちゃんとオチをつけて笑わせくれる生徒さんは彼女しかいません。
宝塚王道の、オーストリア・ドイツ・イギリス・飛鳥時代を舞台にしたお役はもちろんですが、オリエンタル色の強い異世界・インド・あの世とこの世・アジア諸国・魔界の王子まで・・ほかのトップさんには真似の出来ないお役設定で攻めてこられました。みりおちゃんは恋煩いであの世にはいかないでしょうし、真風のインド人もありえないと思います。
『GOD OF STARS-食聖-』での紅=ホン・シンシン
上海の総合料理チェーン“大金星(グランド・ゴールデン・スター)グループ”の総帥にして、三つ星天才料理人として世界にその名を馳せるホンは、過去の記憶を無くした男。レストランオーナーに拾われたことで料理人としての実力が開花。実は魔界の“わがまま王子”で暴れん坊。ある時弟子のリーに裏切られ、これまで築き上げてきた全てを失ってしまう。
シンガポールの下町へと流れついたホンを助けたのは、行方不明の父親に代わって、自ら食堂を切り盛りするアイリーンとその仲間たちだった。料理よりも武術の方が腕が立つアイリーンの料理は気絶するほど不味い。でもホンはそれを美味しいと感じる。そこから愛とは、本当に美味しい料理とは何か、二人は反発しあいながらも、料理に情熱を燃やす者同士次第に心を通わせていき、力を合わせて店を大繁盛させるのだった。
アイリーン=綺咲愛里
料理より武術・料理は気絶するほど不味いって、あーちゃんの設定もぶっ飛んでいますね。
ご本人のコメントより
☆小柳先生の「はまり役です」と言われ
「人間界に落ちてもすごい自信過剰。料理を教えられ腕は上がるけど、コンテストでも『今日は、やめ』とか言ったり。これがはまり役ってどう? って思う性格の悪さ。ここにきて、私、え? そんなんなん? って(笑い)」
「これがハマり役?と自分では腑に落ちなかったのですが、組の皆からも『すごい!そのままって感じ』『ぴったりですよ!』と口々に言われ、ここにきて自分を省みるという(笑)。最後まで挑戦と発見があります」
☆退団公演について
ファン時代、退団公演を見て感じた思い、「もう『この世の終わり』。ショーまでの休憩『どないしてくれる』みたいな(笑い)。次(のショー)明るく始まられても『どうしたらええねん、この気持ちは』ってなる。芝居の最後は『楽しかったね~』って休憩を過ごしてほしい」
大阪出身者らしい「笑い」センス抜群のコメントです。
星組・花組と次期トップが発表されました。次代へバトンを渡す男役18年のトップ紅ゆずるの勇姿をしっかりと見届けたいものです。
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