きぬもち・ヅカブログ

ヅカヲタダイエッタの宝塚ブログ 

端っこにいる 紅ゆずる

   

ステージの真ん中に立つ、星組トップスター紅ゆずるの言葉の一つです。

「この舞台が私のすべてでした。この舞台のためならばどんな事にでも挑戦してきました。今、ここに立っていられるのは、私があきらめなかったからです。でも、あきらめなかったのは(舞台の)端にいる私を応援してくださるファンの皆様がいてくださったからです」

「大劇場の隅っこにいる私を見つけてくださって、本当にありがとうございます」

「端であればあるほど、頑張って煌めくんだ!ということを教えていただきました」

「大階段の端っこにいる子たちも、どうぞ注目してください!!」

「本当にありがとうございます。本当に、本当に、幸せです。本当に『本当に』が多いですね、私"本当に"王子って言われてるですよ。そうですね、ではVery very 謝謝!」

1人の生徒として一生懸命に頑張ってきたんだというのが"本当に"よく伝わってきます。こういった気取らない、飾らない人柄がファンの心を掴んでいます。

   

公演後の記者会見

言葉にできるものと、言葉にできないもの 

紅はこの日、会場入りした際に、ファンや組子に温かく迎えられ、いきなり涙。「そのあとはずっと笑顔だったんですが」退団セレモニーでも目が潤んだ。「(先に)綺咲が泣いて『やめてくれ!』。その時点でまずかった。泣かずに最後まで笑顔で…と思っていたんですが、途中で『泣くことの何が悪い!』と開き直りました。むしろ、私の涙を大劇場の床にしみつけて、しみにするぐらい泣こうと吹っ切れました。もうしみ込んでいます」と感涙した心境を明かした。

入団から18年。小学5年で初めて宝塚を知り、魅了された経緯を話すと、思わず涙があふれ「スミマセン。泣くつもりではありませんでした」と言葉を詰まらせたが「この舞台が私のすべてでした」。

入団時、同期48人中47番目の成績からはい上がった個性派トップは「私が今、ここにいるのは、あきらめなかったから。あきらめなければ、夢はかなう。宝塚がそのことを教えてくれました」と、あいさつ。

ファンには「端っこにいる生徒も見てあげてください」とお願いした。

すすり泣きに包まれるはずの客席、ファンから「泣いて笑って大忙しや~っ」。前代未聞のかけ声が飛び、紅が「分かった~っ」と返す。

泣かせて笑わせ…さながら“人情喜劇”のようなサヨナラショーだった。

大阪出身の紅は「しんみり終わりたくない」と言い、中盤には、紅のおっかけで客席案内係を務める「紅子」として出演。制服姿の「紅子」は、17年7カ月、紅ゆずるが男役を務めてきた本拠地・宝塚大劇場のセンターに座り込み、床をなで「ホームグラウンド、聖地や」。本来、歌う場面で、1人話芸を展開した。客席は爆笑に包まれたかと思えば、その後は一転。白ラメのスーツ姿で決め、花束から花を抜き取り客席へ。笑いの次はキザに決めて、ファンを泣かせた。

すすり泣くファンが出ると、ショーの最後は、落語の大ネタ「地獄八景亡者戯」を題材にした異色主演作からの和風ナンバーを披露。星組全員で「なんまいだ~」と合唱し、締めた。

紅はもともと、熱心な宝塚ファン。サヨナラのしんみりがつらかった経験から「ファンに楽しい気持ちで終わってほしい」と願っての“作戦”だった。宝塚愛は誰よりも強く、最後のあいさつは、正装はかま姿で大階段を下りた。

成績下位で入団しながら努力を重ねてたどり着いた頂点。紅は「こんな端っこにいた私を見いだしてくれた皆さまに感謝しかない」と礼を述べ、自らも涙した。

「私にしかできないものといえば紅子。サヨナラショーのしんみりしたイメージをここで払拭したかった」と思いを話した。

公演中は惜別の“涙雨”が降った宝塚だが、パレードの前にはやみ、退団作「GOD OF STARS」に登場する中華料理店「紅飯店」の白い制服を着た星組ファンの拍手で迎えられた。

星組カラーの青色で「紅」と書かれたゲートをくぐった紅は、ファンからの「私たちも満腹です。ごちそうさまでした!さゆみさん(紅の愛称)、最高~!」との声援に笑顔。18年間愛した本拠地を去る前には「東京公演もありますので、頑張ります!」と9月6日に開幕する東京宝塚劇場公演に向けて完全燃焼することを誓った。

一方、綺咲は「幸せな気持ちとさびしい気持ちが交互に押し寄せる毎日で、心がとても忙しかったですが、それでも幸せが勝っていたのは、さゆみさん(紅)、笑いの絶えない星組のみんな、何よりファンのみなさまのおかげです」と感謝した。

カーテンコールは6回に及び、紅はファンを前に「『言葉にできない』という小田和正さんの歌がありますが、本当ですね」と感無量の様子で「もう言うことが分からへん」と話すと続けて「本当に相手役が、あーちゃん(綺咲)でよかった!」。これには綺咲が瞬時に涙し、紅は優しく頭をなでていた。紅は会見では「『言葉にできない』から、ラララ…となるんですね」と納得していた。

   

「Another World」演出

汝鳥伶 ユーコさんと華形ひかる みつるさん のお二人が2作品とも出ておられたから尚更楽しくなったような気がします。
motimoti358.hatenablog.com

ん?まさか退団公演見据えて、あえての両作品登場にしたのか?それとも、退団が決まって、食聖の演出に2人を入れた?とまたまた余計な妄想が・・・。

「紅子」が正座で挨拶した時に、和モノ所作の美しさ+恋煩いであの世に行った康次郎はんのような雰囲気が出ていたような・・キャラごちゃまぜ(笑)

 

宝塚大劇場の千秋楽が終わって、落ち着くまもなくディナーショー

ホテル阪急インターナショナル 4階「紫苑の間」

2019年8月22日(木)8月23日(金)

パレスホテル東京 2階「葵

2019年8月26日(月)8月27日(火)

出演者

紅 ゆずる如月 蓮、白妙 なつ、天寿 光希、輝咲 玲央 

紅5の3人が揃っているわけで、それだけで嬉しい!

 

東宝公演が

ずっと進化し続けてきて、これ以上どう進化するのか想像できないけれど、今まで以上に、ファン・組子・スタッフ・OGまで巻き込んで、大きな大きな打ち上げ花火(イメージ)を上げてくれると期待しています。

さゆみさんに対して、体力面では心配したことがないのですが、病気・怪我のないようにと願い、彼女の全てという舞台、キラキラ輝いている姿を、最後の最後まで見届けたいと思います。

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