明日海りお 大劇場卒業まで残すところ10日ほどとなってしまいました。どうしようもない時間の流れ、「残酷ね・・・」となってしまいます。
お芝居「青い薔薇の精」
先行画像・制作発表、始まる前から「青」の明日海りお みりおちゃんが印象的で、そして人間のお役じゃないことにもみりおちゃんらしさを感じていました。
モテ男の明日海りお みりおちゃん要素が全くないお芝居
CASANOVAみたいに みりおちゃん が歩くたび美女がなびく作品ではなく、卒業していく みりおちゃん への想いを華優希のセリフに充てていたのかなとも思う・・。
妖精は、見えていた人間が乳歯が抜けきる前に「忘却の粉」で記憶を消さなくてはいけない。これを守れなくて罰を受け、シャーロットを追いかけることになる。「忘れられたくない」心から始まる物語。
夏至の夜とか、ワッフルを置いておくとか、最初の細かい設定で期待が膨らんだけど、シャーロット=華優希(妖精を信じ逢いたいと願う少女)とハーヴィー・ロックウッド=柚香光(招かれた人間)にしか見えてない。
50年という時間をかけている。
苦悩する 妖精 エリュ 見てるほうが苦しい。
好き好きハッピーから意外と過酷な人生を送るシャーロット 登場するたびにお役の年齢上がっていて、大変だったろうなと思った。
孤児院育ちのコンプレックスを出したいと何かで読んだけど、どう見てもリッチにしか見えなかったハーヴィー
大英帝国時代の繁栄が土壌汚染を起こし、植物が育たない。それをなんとかしようとするヴィッカーズ社の社員たち(若手花男)、その場面を見て みりおちゃんが「花組は大丈夫」と思って退団を決めたエピソードを思い出しました。
花をただの商品というあたり、宝塚そのものを揶揄してるよね。
花の声を聞く=花に聴診器。妖精さん達がツッコミ入れていたけど、笑っていいのか「??」となりました。
最後に妖精の粉でキラキラ&スポットライト これでハッピーエンド。。。なのか?
お芝居の力量というか、「壬生」のあとの「青薔薇」は、きついなぁ。
マイティ が久しぶりに綺麗なお顔でのお役立ったのに、ちょっとしか出てない。
帆絢まひろ の爽やかな声が、永久輝せあ の斎藤一 と被って聞こえて、びっくり。
みりおちゃんが、モテ男じゃない&絶対的リーダーのお役でもない。見たあとの不完全燃焼なのがココなのかも知れない。
なんだかんだと言ってますが、開幕アナウンスで泣いてました。
このお芝居のあとのシャルムは、どこを切り取っても間違いない!って思うくらいすばらしいショーです。つづく☆
観劇ラッシュの9月。
次は宙組全ツ、行ってきます。