2020年4月11日(日)大千秋楽を迎える雪組公演。
熱心に東京宝塚劇場へ足を運んでいる娘が、あふれる想いを書きたいと言ってきました。本当に何度も足を運んでいるからこそ見えるものがあると感じたので、任せることにしました。
初めまして。娘です。
これからブログにたまに出現させていただくことになりました。本公演についてをメインにお話させていただこうと思っております。どうぞお付き合いくださいませ!
さて今回は雪組公演「fff-フォルテッィティッシモ- ~歓喜に歌え!~」の私なりの考察です。
ぜひ皆さんの考えもコメントにてお聞かせください!
私が皆さんと共有したいのは以下の2点です。
- 考察① ナポレオンの最期の言葉
- 考察(?)② ルートヴィヒと謎の女との関係
あらすじは省略しますね……。
Ⅰ. 考察① ナポレオンの最期の言葉
場面はお芝居後半、ルートヴィヒの精神世界内でのルートヴィヒとナポレオンが二人で焚火を囲んでいるところから始まります。
この精神世界内のロシアの雪原で、ルートヴィヒはナポレオンと共に勝利のシンフォニーを奏でることになります。しかし突然の銃声と砲弾の音で音楽はちぎれていってしまいます。
撃たれたナポレオンがルートヴィヒに向けた言葉が以下です。
「生きることは不幸だ。不幸に敗北するか?それとも不幸に戦いを挑むか、それとも…」
ここでは生きることに関して3つの選択肢が提示されています。
①不幸に敗北する②不幸に戦いを挑む③それとも…??
では三つ目の選択肢はどうすることなのでしょうか。
私は「不幸を受け入れること(運命に勝つこと)」だと考えています。
理由は以下の2点です。
①ルートヴィヒが不幸(謎の女)を愛した
②ルートヴィヒが謎の女に近づいた際、謎の女が怖がっている
まず①についてです。
ルートヴィヒは謎の女へ「お前という運命を愛するよ」と言い女を抱きしめます。
この場面の後にルートヴィヒは歓喜の歌をつくることから、生きていてよかったと感じるようになりました。生きることが不幸でも、それを受け入れたことによって喜びを感じたのだと解釈しています。
次に②についてです。
これはルートヴィヒが銃口を向けられているのにもかかわらず謎の女に近づいていく場面です。この場面で謎の女は怖がるような態度をとります。
これは、謎の女が人に受け入れられたことがないからだと考えています。誰もが謎の女(不幸)を憎み、恐れて逃げ惑うなか、ただ一人ルートヴィヒはそれを愛します。それ故ルートヴィヒは他の誰もなしえなかった生き方を達成し、歓喜の歌を歌うに至ったのではと考えています。
Ⅱ. 考察(?)② ルートヴィヒと謎の女との関係
場面は上記と同じ、最後のシンフォニーを奏でるところです。
ここで謎の女は「運命の恋人」と名前を変えています。その後全員が純白の姿になった場面ではさらに「恋人」となっています。
最初に観劇に行った際は「なんで二人とも白い衣装になったんやろ」と思っていたのですが妙に納得してしまいました。二人は恋人同士になっていたからなんですね。
表題のルートヴィヒと謎の女との関係は、厚顔無恥な音楽家とイマジナリーフレンドから恋人同士へと変化したというわけです。
恋人同士といえど、ラブラブな関係というよりも運命共同体といったほうが近いのかなと感じています。
この関係は望海風斗さんと真彩希帆さんとの関係と似ているような気もしますね。
以上が私なりの解釈です。
この公演は本当にたくさんの思いがありますので、また記事にしようと考えています。
また当ブログに足を運んでいただければ幸いです。
【感想】も書いてます。
本日もご訪問ありがとうございます。
ランキングに参加してます!